その一球に懸ける想い

ハル
@dcharu

野球。起源をさかのぼると12世紀までになるといわれていますが、今や日本では国民的スポーツとなっています。少年野球から高校野球、大学野球、社会人野球、プロ野球と野球界も様々で、それぞれ活躍する選手がいます。幼い頃、遊びでやったことのある方も多いのではないでしょうか。
野球は自分でやっても、見ている臨場感もどちらも楽しめます。勝負を左右するのは体力や技術面もそうですが、実は試合となると最も大きなウエイトを占めているのは、心理戦だと経験から感じています。打者は、どこに投手が投げてくると予想するか、守備のポジションを見てどこに打てばより効果的なのか、投手は、捕手の指示もありますがどこにどんな球を投げるのか、野手はそれを見てどこに飛びそうか、あのボールを投げる一瞬に全選手のいろんな思惑が飛び交っています。
意外に思われるかもしれませんが、お互いがお互いをとても観察しているスポーツです。さっきの打席はこうだった、少しタイミングの取り方、バットの振り方を変えてきた、投手の投げる球種が変化球が増えてきた、など、9イニングの時間のうちに相手のことをたくさん把握しているのです。そこからくるのが、駆け引き。これが野球の大きな醍醐味です。
心理戦、と先述した訳もここに詰まっています。まさに人と人同士の対戦、この緊張感があの一球を投じる場面を生んでいて、やっている側は当然、見ている側もどきどきはらはらと臨場感を体感しながら観戦できるのです。やってみると、とても奥が深いです。
高校野球で甲子園常連校の選手は、野球のそんなところまで見て考えているのか、とその洞察の深さと経験に感服します。一つ一つの動作からその選手のクセを見抜いて、試合中に動く傾向をいち早く掴む、そんな情報と人間の心理とが交錯する対決なのです。そうやって見ると、何気なく投じている一球がまた違った視点で想いを馳せることになるかもしれません。一球に懸けているのは、何も高校球児だけではないのです。
社会人になるとなかなか試合ができる機会を創ることは難しいかもしれませんが、球場に足を運ぶことはできますし、キャッチボールなんかであれば休日にでもできます。実際にボールを触って捕ったり投げたりすると、また体感が伴って楽しめるでしょう。会話のようにボールを投げあったりするところから、一発勝負の打席に立つ緊張感まで、その感覚が長年野球に取り組んでいて好きなのです。日常ではなかなか味わうことのない高揚感が、特別だからこそ貴重で代えがたい体験です。
サッカーなど他スポーツの人気も勢いがありますが、長年人気を誇っているのには理由があることを、ぜひ体感で感じ取る人が増えていけばと、一野球ファンとしては思う所存です。

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